お気に入りの宿シリーズ 熱海 ホテルアイオラ その2
さて、古くから温泉とと知られる熱海。
江戸時代には徳川家康が来湯し、以来徳川家御用達となり熱海の湯を江戸城に献上させる「御汲湯」を行わせた歴史があったり、明治時代にからは多くの文人に愛され昭和30年代には新婚旅行のメッカに。
高度成長期には団体旅行客が多くなりそにれともない数多くの芸者を抱えた一大温泉風俗街となったあと、娯楽地の多様化海外旅行が一般的になったこと、バブル経済以降は団体客が減り休館する旅館が目立つようになり、町に寂れた印象を与え更に客離れが進むという悪循環。
ですがここ近年は温泉ブームに乗って個人客は徐々に増えつつあるという所です。
最近の熱海は多くの温泉宿がニューフジヤホテルやウオミサキホテルなどを筆頭に伊藤園グループの傘下になり、一泊7800円で食事付きバイキングをやるようになったからかお客は増えてはいるようです。
ですが、熱海の街を歩けば判りますがそこらかしこに休業した旅館、ホテルの残骸や工事途中中止した巨大ホテルなどを見ることが出来、強者共が夢の後という言葉が蘇ります。
私の父の若い頃はそれはそれは凄かったようで、新幹線などがない時代の甲子園は熱海で一泊していったなどと早実時代の王選手の写真などが残っています。
女の子を連れて行くとか,家族を連れて行くとかなら「ミクラス」とか「古屋旅館」などがいいでしょう。
値段なりと言うことを理解せず時々何を勘違いしたか「安っぽい、布団を敷くのも自分だった、露天風呂がない」とか感想を上げている人がいますがそもそも5000円の宿泊料で何を期待したのでしょうかね?
これから紹介するアイオラは一人旅なら最高の所です。
まずは建物外観は古いし、熱海駅から立地は悪いし、昭和チックな企業の保養所のようなホテルです。
もう一度言いますが建物は外観・内部ともに古さは否めません。

トイレも共同で洋室はツインを除き和室しか存在しませんし施設内は掃除は行き届いているとも言い切れず、クロス等のシミや破れは目立ちます。
食事も朝食のみで食堂で取ります。部屋まで仲居さんが食事を持ってくるわけでもありません。
和室を利用すると古臭いけど、狭い感じはしません。
でもとても落ち着くんですよね。

箱根、熱海でお一人様OKの宿に行くと部屋が超狭かったり、離れを案内されたりガッカリすることが多いのですが、ここではそんなことなく一人で泊まるには広くとても落ち着きます。
私はタブレットのHDMI端子をテレビにつなげ夜は梅酒飲みながら映画などの動画を見ています。サイコーです(^^)
しかしながらとてもじゃないが彼女との初めての旅行でチョイスする宿ではありませんが、この場末感が不倫相手との旅行などではイケナイ気分を盛り上げてくれるでしょう!
とにもかくにも1泊朝食付きで4000円台なんだから!何より安いので、OKでしょう...
ここのすばらしさは何と言っても泉質が滅茶苦茶いいこと。もしかしたら熱海一かも・・・
循環の綺麗で豪華なホテルでカルキ臭い薄まった温泉でも、満足している方にはオススメしません。
リーズナブルな価格でお一人様OKで最良の泉質を求めて、全国の温泉地を巡っているのであれば、是非一度お試しください...
判る人にはすぐに判ります。
熱海の中でも高温泉のある咲見町に位置しています。 泉質は塩化物泉。そして100%源泉掛流しですが露天風呂はありません。
ここは他地区と比較して際立って湯温湯圧が高く、噴気孔を通じ地下から蒸気が噴出るほど。
アイオラではホテル中庭に噴出する蒸気の噴気孔で蒸し料理の調理も可能で、ホテル受付で食材を購入 すると、源泉の蒸気を利用した温泉蒸しの天心や温泉卵を作って食事ができるようになっています。
アイオラの温泉の特徴は非加水、非循環掛け流しで熱海温泉中心部では極めて限られた一部の施設のみしかありません。
それゆえアイオラの温泉は湯温が一定せず熱かったり温かったりと入湯のたびに異なり、温度管理が難しいので熱すぎ冷た過ぎとかあったらフロントまで連絡をと注意書きがなされています。

実際アイオラの温泉は朝入るのと昼、夕方、夜とそれぞれ微妙に泉質が異なります。
これはつまり湯が自然のままなりであり、「温泉も生きている」と感じることが出来ます。
そう泉質も時間により微妙に変化しているんです。
熱海温泉でショッパいだけで全然ダメと評価するのはこのアイオラに入ってからにしていただきたいですね。
実際地元の方が湯治のためにここのお湯に入りに来ています。
体は温まりお風呂のあともポカポカ、肌もツルツルあと胃腸の調子よくなるせいかお通じがとてもよくなります。
便秘気味で彼女が悩んでいるのならここがピカイチのお勧め。
お勧めして行った人の今のところハズレなしの100%ウ○コが翌日に出ています(´・ω・`)。
あと視力が一時的ですがよくなることを確認しています。血行が行くなるからでしょうか?
私は1週間ほど滞在して、腰と左膝の古傷を治療し「湯治とはこういう事か」と実感した所でもあります。

ここの温泉は生きています。
一回入って「アレたいしたことないな」と思っても時間をおいてまた入ってみて下さい。
「えっ、いったいどうしちゃったの?」と言うぐらい激変してることがあります。
ベストはいつか判りません。
夕方が最良だったこともあるし、深夜の時、早朝の時だったこともあります。
ようは「生き物」ですから掃除の時間を除いて24時間入れるのでそれを体感していただきたいと思います。
お勧めは3時にチェックインしてひっと風呂浴びてお散歩。
アイオラを出てから右に曲がり坂の小道を上がっていくと熱海の町並みを一望できます。

お散歩には関東最大のパワースポットで、スプラッシュスターに出てくる丘の上の大空の樹やハートキャッチプリキュアの心の大樹のモデルとなったと思われるような大楠の木がある来宮神社がお勧め。
歩いて15分ほど新幹線が通っている線路のそばに来宮神社はあります。

樹齢2000年の大楠木があり、実際にプリキュアの声優さんが何人も見に来たりしています。
非常に落ち着く場所であり、ここでお参りしたことで体調がよくなったとか彼女ができたとか、就職が決まったとか私の周りでも報告者多数。
貫禄があり落ち着く場所で、いかにも御利益有りそうなのでお勧めです。

アイオラでは夕食がないですが、そこは有数の食の街・熱海です。
海沿いの街はイタメシが充実しているので高名な脚本家がよく来るMONやかぎや中華なら秋元康行きつけの壹番や来宮駅近くの新広楼、いつも行列のラーメンなら「わんたんや」、オムライスを食べに行く不思議なラーメン屋の石川屋などなど色々ありますが一押しは洋食の宝亭。
カツカレーが有名な店でお客もほとんどの人がカツカレーを頼みます。

とても懐かしい味、言うなれば子供の頃百貨店の最上階のレストランで食べた昭和のカレーの味とも言うべきでしょうか・・・
行くたびに足を運んでしまいますね。
あとアイオラの楽しみは朝食。
朝ひと風呂浴びた後のこの朝食は嬉しい。品数が多く特に干物が美味しいです。

とにかくチェックアウトまで可能な限り何回でも温泉に入りたいですよ( ̄ー ̄)b。
こんなに安くて居心地がよく温泉の泉質が最高の所で何度もリピートしています。
宿をコツとしてはじゃらんなり楽天で限定で時々セールが出ます。
私は平日ですが朝食付き3980円で宿泊したことがありますので、休日出勤して平日に代休もらったらチェックしてみてセールが出たら即予約、翌日熱海から新幹線通勤というのは本当にリフレッシュできますよ(^^)/
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一人旅歓迎の宿(じゃらん)
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お気に入りの宿シリーズ 熱海 ホテルアイオラ その1
かなり遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
温泉銭湯プログと言っておきながらもはや聖地巡礼温泉プログ(^0^;)と化してますがマイペースに今年も続けていきます。
さて、今回は私のお気に入り温泉宿シリーズとして第1回目は熱海のホテルアイオラを取り上げます。
熱海でどこか聖地巡礼ネタがあるのかどうか調べた所「侵略イカ娘」で一瞬出てきたくらいでとくにありません。
で・す・が・・・・現在私がよく聞く今1番面白いと思うラジオの「洲崎西」のDJCD「~熱海で(に)恋してアッチッチ~」の写真が熱海城の最上階で撮影されたもの!
聖地巡礼というよりかジャケット写真巡礼というか無理矢理というか熱海行きの理由を作ります。
熱海好きの洲崎西のリスナーなら行かないとね。
まずは熱海城と観光案内をした後、温泉の紹介をしたします。
まずは熱海の行き方から。
東京・品川から新幹線で行く方法と小田急線で小田原まで行き東海道線に乗り換えて熱海まで行く方法があります。
私は小田急沿線に住んでいますので、ロマンスカーに乗って小田原のパターンをよく使います。
新宿の小田急百貨店の地下で弁当を買い、ロマンスカーの旅を楽しみます。

小田原に着くと小田原駅東口から東通り商店街へ。
セブンイレブンを超えるとすぐそこに守谷製パン店があります。
お店はパッと見営業してるんだか、してないんだかわからない感じで、正面からではなく横から入いるのですが人がいつも並んでいるのですぐ判ります。

注文はショーケースの中のパンを何が欲しいかおばちゃんに申告するスタイルで「勝手に触わらないで下さい」と書いてあります。
外観は昭和臭くって素朴で何処か懐かしい味わいのパンが売ってますが売りは何と言ってもアンパン。

昔ながらのスタイルのパンの中に甘さ控えめのあんこがずっしり(^^;;。
甘くないおはぎとも言え1個でかなり食べ応えがあり、私は焼きたての暖かい状態が好きなのでその場で食べますが、冷えてもレンジでチンすればOK。
ボリューミーでおやつに甘いあんパンを食べると言うよりは、食事用に食べる感じ。
でも、私はここで売っている食パンも好きです。
美味しいというよりか「懐かしい味」というか「昭和の味」がそのまま残っているような感じで小田原に来たら必ず買います。
あと一つここの店のオバちゃん達はかなり強烈なので吃驚するかも・・・
さて小田原で東海道線に乗り換え。
東海道も小田原あたりまで来ると車内で普通に女子高生がパンとかおにぎりとか食べている所見れておおっ(^^)となりますね。
熱海に到着すればホテルにチェックインする前にちょっと観光しましょう。
熱海駅から1日何回でも乗り降り自由の湯游バス(800円)が出ています。
下手にタクシーとか乗るとロープウェイ乗ったりとかえってお金がかかるのと施設の割引が効くのでバスがいいです。
ここで熱海城(熱海秘宝館)を目指しましょう。
熱海城の近くに熱海トリックアート迷宮館と「おとなのためのおとぎの国」熱海秘宝館があります。

熱海城は歴史があるわけではなく昭和に入ってから作られた鉄筋コンクリート作りのお城で、歴史的価値などは特に何にもありませんが山頂に建てられていますので天守閣からの眺めが素晴らしい。
ジェット付きの足湯があったり、ほら貝を吹いたり吹き矢や手裏剣投げで遊ぶことが出来きます。
「洲崎西」で写真を撮られた最上階の場所までエレベーターで。
そのポイントから下を眺めてみましたが、う~ん、ここからのガチで眺めは素晴らしいです。


□ たまこまーけっと(北白川たまこ CV洲崎綾)
□ きんいろモザイク(大宮忍 CV西明日香)

この眺めを見るだけでもここまで来る価値はあります。
ひとしきり滞在した後満足して城の地下のゲームセンター。

ここにゲームセンターがあるのですが無料です。
1時間ほど夢中になって遊んでしまいました。
疲れたら1階に無料で使えるマッサージチェアがあります。
また熱海城の隣には熱海トリックアート迷宮館がありますが、熱海城の入場券とセットで購入することも出来るのでこちらの方がお得です。
専門の画家が描いた平面図を人間の目の錯覚を利用してあたかも平面を立体的に感じることが出来るアートで、1人で行っても中のお姉さんが写真を撮ってくれます。
さて、熱海秘宝館は、熱海市の錦ヶ浦山頂にあるテーマパークでいわゆるネタ宝庫です。
熱海後楽園から出ているロープウェイ往復+入館料で1800円ですが、前述した遊湯バスの半券があると1000円で入場できます。

熱海秘宝館ですが名前だけは全国的に有名です。
いろんな所でネタにされていますが、 全国に何箇所かこの手の秘宝館マニアの方にはたまらないと思います。

とにかく古く、最高にくだらないです!! ここは行ったことがあるということをネタにする場所。
内容(展示物)の捉え方はひとそれぞれであり、基本的にはくだらないのですが、逆にそれを楽しむ所。
カップルで行く所ではありませんが、熟年、若いカップルもなぜか多い所です。
さて、温泉に入りたくなりました。
アイオラに行きましょう。
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一人旅歓迎の宿(じゃらん)
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